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3月10日は故・山口昌男さんの命日でした。小職の処女作のお披露目に来てくださったことをふと回想しました。台風一過で増水した多摩川を背景に、ボサノヴァをBGMにした2003年の日曜日の午後。

地下1階はオフィス、地上部分は共同住宅となっています。

共同住宅からオフィスへのコンヴァージョンです。

築35年のSRC共同住宅の一室のリノヴェーション。1枚目の写真は早朝の撮影です。

ホテル厨房改修工事から。排煙チャンバーの壁面に汎用製品である窯業系サイディングを用い、表面にある外部性の記号としての凹凸から、内部と外部が反転するような感覚を引き出しています。

芸術的な感性をお持ちのクライアント様のご自宅。当初の白いキューブからお打ち合わせを重ねていくうちに、独特の外観と内部構成に辿り着きました。

実施設計時の詳細検討用の1/20模型。

木質系構造に大きめのスパンを実現するためにキール形式を採用しています。全体的に頑丈な構造。

階段上部にはトップライトを設け、また可動式テントを付設することで光の調子や温度を調整できるようにしています。2階廊下にはニッチを設けるとともに、上部に開閉式トップライトを設置し、換気を行えるようにしています。08

天井高さを抑え、親密感を持たせました。バルコニーによって中庭との連続性が保たれています。寝室の一部にウォークインクロゼットを設け、さらにその奥はデスクが造り付けられています。また寝室と浴室・トイレは簡潔な動線となるよう計画しています。...

温暖な気候地の郊外住宅。敷地条件からプライヴァシーを確保しつつ、開放的な住宅となるように計画されました。のびのびしたLDKと中庭がつながります。11

瞑想室と称する天井高さの低い和室には、線を描くアーティストの鯨津朝子さんに、錯視的なドローイングを描いてもらっています。この錯視的ドローイングは空間をあやふやのものとし、さらに戸袋の障子にまたがって描かれた線は障子ともどもスライド...

寝室は1階にあり、開放的な2階とは対照的に落ち着ける空間となっています。北側の中庭に面した腰窓からは、柔らかな反射光が下方から差し込んで来ます。対照的な1階と2階の空間は鉄砲階段によってつながれます。

「フルスクリーン」開口を得るために混構造の大梁と同じく混構造の方杖を用いています。これらは同時に、駐車スペースに張り出した片持ち部分を支えるバランサーだったり、支点だったりもします。片持ち部分は上方から丸鋼で吊っています。...

内部2階のLDKの南側は川の流れを取り込む「フルスクリーン」のガラスカーテンウォールとなっています。ちなみにプライヴァシーは後付けのブラインドで確保しています。またこの大きな空間を確保するのに、混構造の方杖やエンジニアードウッドなどを効果...

多摩川の流れを望む住宅です。流れを望むという条件から、視覚性がまず考えられました。内部からは川の流れを「スクリーン」いっぱいに享受できること、外観は視覚を主題の一つとすること、など。イタリア・マニエリズム期の建築家アンドレア・パラ...

19世紀米国の建築家ルイス・ヘンリー・サリヴァン『自伝』に、少年時代のサリヴァンがニューヨークの建築家リチャード・モリス・ハントの事務所を訪れ、それを小さく心地よい事務所だったと回想する場面があります。弊事務所も小さく心地よい事務所、だと...